食いしん坊のクローゼット
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028 アンニッキ・ホヴィサーリの飴釉プレート
これは何に使うのだろう?と思いながら、なんとも言えない魅力があって、どうしても気になり、買ってしまった器がある。フィンランド・アラビア社のアートデパートメント部門で活躍した、陶芸作家アンニッキ・ホヴィサーリのプレートだ。60年代の作品で、横から見ると不思議な円盤型。中央の見込みは、飴釉と緑釉の掛け分けによる窯変で美しい緑が生まれている。リム部分が太くて、見込みがほんの僅かだから普段の食卓で使うことはなく、たまに取り出して眺めて楽しんでいた(流し掛けした釉薬の柄と色がほんとうに美しい)。ある日、ふと、いつも手作りしているオーツクッキーを載せてみた。すると、まさに、この小さなオーツクッキーのために作られたのではないかと思うくらいに似合うので驚いた。小さなお菓子を少しだけ。作家の意図したのはこのことかもしれない。ある日突然、わからなかった使い道に気づくことが、これほど嬉しいとは思わなかった。この日からこのプレートは、オーツクッキー専用の器になった。

食いしん坊のクローゼット
001 三時のおやつに菊皿
002 アスティエの角皿
003 リーサ・ハッラマーのデザート皿
004 1930年代のカフェオレボウル
005 「if」のピューター皿
006 白磁の茶椀
007 木の平皿
008 ブルーウィローの皿
009 安南焼の茶碗
010 成田理俊のステンレス皿
011 サーラ・ホペアのコップ
012 仲村旨和のカッティングボード
013 レモンの木の小皿
014 マルック・コソネンのバスケット
015 スティーブ・ハリソンの皿
016 鳥獣戯画の盛鉢
017 ラッセル・ライトのカレー皿
018 木曽ひのき漆器の弁当箱
019 欅の千筋茶碗
020 パリの買い物
021 アラビアのライス
022 沖縄の「やちむん」
023 ハルデンワンガーのセラミック皿
024 ベニントンポタリーのマグカップ
025 ウォルター・ボッセの「青いクマさん」
026「オドー・コペンハーゲン」のティーポット
027 百田輝さんの土鍋
028 アンニッキ・ホヴィサーリの飴釉プレート
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