011 サーラ・ホペアのコップ
フィンランドのガラス工房「ヌータヤルヴィ」の『1718』というコップがある。どこにでもありそうなデザインであるが(実際、世界中でデザインがコピーされている)、女性デザイナーのサーラ・ホペアが狭いアパートでの暮らしを考えて、1952年にデザインしたスタッキング・グラスだ。サイズは4種類あり、1968年まで生産されている。ミネラルウォーターやアイスティーを飲むときに普段使いしている。手に持ったときの重さとバランス、口をあてたときの心地よさ、置いてある姿かたちの美しさなど、毎日使えることに喜びさえ感じる名品のひとつ。使えばわかる模倣品との雲泥の差。コップひとつで毎日がしあわせになる。
食いしん坊のクローゼット
001 三時のおやつに菊皿
002 アスティエの角皿
003 リーサ・ハッラマーのデザート皿
004 1930年代のカフェオレボウル
005 「if」のピューター皿
006 白磁の茶椀
007 木の平皿
008 ブルーウィローの皿
009 安南焼の茶碗
010 成田理俊のステンレス皿
011 サーラ・ホペアのコップ
012 仲村旨和のカッティングボード
013 レモンの木の小皿