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眠くても、忙しくても、好きなこと。

眠くても、忙しくても、好きなこと。

────  「いまの自分にはテーマがある」という在原みゆ紀さん。人と時間を大切にしている彼女のテーマとは何か。彼女ならではの悩みについて、趣味の話とともに打ち明けてくれた。 

 

それって趣味?「趣味です」

最近、推し活という言葉を耳にすることが多い。一方で、自分には趣味がないと感じている人も多いと聞くこともある。在原さんの趣味について、教えてください。

「わたしの趣味は、『食べること』と『人と話すこと』です。人によっては、それって趣味?と思われてしまうかもしれませんが、わたしにとってはどちらも生活の中で大切にしている時間なので、趣味だと思っています」。

「昨年は、カメラマンの友だちと頻繁に会って、その時間のほとんどをカフェ過ごしていました。『明日お茶しよ』と誘い合って、会う時間は二時間くらい。時間は長くないかもしれませんが、密度は濃く、とても楽しくてわたしの習慣になっています」。

「ここ数年、何に時間をかけていたかを振り返ってみると、人と食事をすることに時間をかけていたなと思います。わたしは、人と会うことと食事がイコールになっています。多くの思い出が食事とつながります。わたしにとって、人との食事の時間はとても大切にしたい、幸せな時間なんです」。

推し活や趣味という言葉に左右されず「自分にとっての大切な時間」と捉えてみる。何をすることが趣味というよりも「誰かと共有する時間」と意識してみる。
そうすることで、流行りや周りに左右されることなく「好きなことを好き」と、自信を持って話すことができる。彼女が自分らしくいるための、秘訣のひとつなのだろう。 

20代後半、新しいテーマ

趣味の話とともに話題になったのは「もう26歳になります」という言葉。客観的には、着実に成長してきたように思える20代前半。20代後半に向けて意識していることや、これからのテーマについて話を聞いた。

「わたしは、これまで年上の方に成長させてもらったと考えています。お仕事をご一緒したり食事をしたりすることで、多くのことを学ばせてもらいました。ただ、もう26歳になるって考えると、もっと同世代や後輩とも仲良くなりたいと思うようになりました。これから何か一緒に仕事をしようと誘ったりできるような、出会いをつくりたいと思います」。

「お世話になっている大好きな年上の先輩方とは、これからも仲良くしてもらえるような自分でいたいと思います。ただ、同世代や後輩とはこれまでなかなか仲良くなる機会がありませんでした。これまで以上に幅広い世代の友だちや仲間をつくること。これが、わたしのいまのテーマです」。

人との出会いは、これまで「仕事を通じて、友だちになる機会が多かった」という。仕事も人も、きちんと向き合うことを大切にする彼女だからこそ「仕事の話もできる友だちと多くの時間を過ごしてきた」。

20代後半になることを意識したとき、これまで駆け抜けてきた時間をすこし立ち止まり、いまの時間をもっと大切にしたいと考えるようになった。だからこそ「26歳は、仕事を意識しなくても純粋に楽しいと思える友だちができたらうれしい」と思ったのだろう。

好きなことは、ブレない

同世代や後輩の新しい友だちをつくるためにしていることや、新しい友だちとしたいことについても話をしてくれた。

「新しい友だちができるとしたら、お店のバリエーションを増やさなければいけないなと思うようになりました。たとえば、お酒が得意じゃない人たちとの食事ってどこにいけばいいんだろうとか、ご飯をしっかり食べたい人との食事ってどこがいいのだろうと考えたりします」。

「おおげさに聞こえるかもしれませんが、わたしはやっぱり人と食事をすることが好きです。だからこそ、どんなお店で誰と何を一緒に食べるのかということや、その時間帯を考えることも大切にしたいと思っています」。

新しいことを考えていても、必ず食事の話が登場する。誰と食事をするのか、食事をする時間帯も意識して、お店を選びたいと考えている。
人と時間を大切にしたいという思いとともに、食事をとても大切にしているのだと感じた。

わたしの素

「もともと、わたしは食事への関心が高いのかもしれません。いまはモデルの仕事をしていますが、実は飲食店への就職を考えたこともあります。これからはモデル以外のお仕事ももっとしていきたいと思っているので、もしモデル以外のお仕事をするとしたら何をしてみたいかな・・・と考えたりもします」。

「興味を持っていることは、自分が大変なときでもやりたいと思えることです。そう思えることを仕事にできたら、どれだけ楽しいだろうって」。

そのひとつに「その人にあったお店を紹介すること」がある。

「わたしは、友人などにお店を紹介するのが好きで、勝手にプレゼンテーションのようにおすすめのお店を一覧にしてURLで送ったりしてるんです。どれだけ眠くても、忙しくても、紹介したいなって」。

「それは、自分が好きなお店を紹介することで、紹介した方が共感してくれたらいいなと思うからということもありますし、そのお店でいい時間を過ごしてくれるお手伝いができたらうれしいという気持ちもあります。不思議だと思われるかもしれませんが、わたしは本当に人と食事が好きなんだなと思います」。

その人に合わせて「どのお店がいいのかなと考えることが好き」。
これまで機会の少なかった同世代や後輩との食事をする際は、どんなお店を選ぶのだろうか。

「世代に関わらず、お酒を飲めない方との食事がこれまで少なかったので、そういったシチュエーションの選択肢がわたしの中ではまだまだ乏しく、難しいです・・・。お酒を飲まなくても楽しく心地よく過ごせる食事のお店選び、これが私の今のテーマですね」。

新しい食事の可能性が、たのしみだ。

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