
人と時間
みえているようで、みえてないもの、

在原みゆ紀
おはようから訪れる
五感を使ったしあわせの形
ドツボな和菓子屋さんで
まとめ買い。
渡す予定のある数なんて関係なく、まとめ買い。
能登のまちは、
震災の影響を受け、まだ、
完全に復帰できていないと。
少し離れた土地に住んでいるわたしは
その現実がみえていなくて。
今回実際に足を運んで、
身体を通して感じました。
最近は日本にいて、不安なことばかりです。
私が住んでいるまちは
歩く限り日本人よりも海外の方の方が多いんじゃないかというほど。だったり。
日本に住んでいて、
この日本の経済状況を痛感して、
海外に目を向けてばかりであったこと。
けど、それよりも、
まず。
大好きな日本でみんながしあわせに過ごせるように。胸を張って過ごせるように。
身体を通して現実を受け入れて
少しでも自分にできることを。
たくさんの選択肢の中で
自分の今ある力で、すこしでも誰かのためになる選択をしたいなと。
こころの奥の方からフツフツと
まもる ということばの温かさを。
能登ですごす、すてきな休暇でした。
またいきたいな。
またきます。
連載
人と時間の扉

在原みゆ紀
人を想い、自分らしい時間を大切にしている在原みゆ紀さんと、彼女らしさの素 を つくる、家族や友人とのあったかい食事。