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在原みゆ紀、 人について語る。

人と時間の扉

在原みゆ紀、 人について語る。

────  今回の企画にあたって、彼女にテーマを相談した際、自身が大切にしている「人」と「時間」のことをテーマにしたいと話をしてくれた。テーマの質問を投げ掛けてから回答までにさほど時間かからなかったのは、日頃から本当に意識をしていることなのだろう。
人との付き合い方や時間に対する考えは、それぞれ人間味や個性が出るテーマであり、ともすれば人と比較されやすいテーマ。ただ、物事に正面から向き合う彼女ならではのテーマだと思う。あまり多くを語らないSNS。でも彼女はSNSで見せる表情のように、ものすごく人間味がある。「人と時間の扉」の第1回目は、在原みゆ紀の「人」との関わり方に迫る。 

 

「人にとても興味があって、人のことを考えるのが好き」

「私はもともと人が大好きで、人にとても興味があります。その人が何を考えていて、どのようなモチベーションで生きているのか。その人は日々の生活で何をしているのか、何を食べているのか。人のことについて、もっと知りたいという気持ちがあります」と話し、仕事でその日に仲良くなった人とご飯に行くことも稀ではないという。
彼女は自己分析もしっかりとしていて、自身のことについても丁寧に教えてくれる。「私は、性格診断ではとても外交的な人間だそうです。実際、私はさまざまな人と会うことは苦手としないタイプ。もちろん時と場合によりますけど、出会った人と友だちになることは多いですし、嬉しいことに、一度会っただけでも私のことを友だちと言ってくれる方も多いのかな、と思います」。

「友だちからは、アドバイスを求められることも多いし、もちろん自分のこともたくさん話すこともあります。でもどちらかと言うと、最近は友だちの話を聞くことが多いですね」。
若手代表の大人としての意見を求められる場面も多く、業界の現状や、これからの日本についてなど、少しお堅めのビジネスの話をすることも好きだという。

 

「美しいか、美しくないか」を考える

在原みゆ紀は、人と食事をする機会も多く、お酒を飲むことは好きだという。そこに自分で心がけていることがある。必要以上にお酒を飲まないようにすること。理由はシンプルで「酔っ払った自分は好きではない」からだ。「お酒の席でも、これ以上は飲まない方がいいなと思ったら、飲まないようにしています。次の日の自分を嫌いにならない程度で止めるという感覚です。遅くまで食事したりお酒を飲んだりした翌日は、朝起きてからの行動がどうしても遅れてしまって。自分のコンディションの悪さとか、美しくないことが本当に好きじゃないんです」。
あまり飲まないようにしているのは過去に失敗をしたからなどではない。習慣的に自分が求める美しい自分の姿でいられるかどうかを考えているからだ。その「美しさ」とは誰かに求めるものではなく自分自身に課した基準や理想のようなものだという。
彼女の言葉に「美しさ」が登場するときは、自分のことを話す時だ。「『美しくない自分』とならないように、幼いころから意識をしてしまっていると思います。今もどれだけ夜遅くに帰ってきても、きれいに自分を整えてから寝るのは、自分の中ではまるで儀式のような感覚です(笑)」。
ひとつひとつのことを、ちゃんと積み重ねていく。在原みゆ紀らしさのひとつだ。

わたしの素

在原みゆ紀は決してかたい人ではない。誰とでも気さくに話をすることができる、物ごしがとても柔らかい人だ。そんな彼女をつくる素は、友だちとのご飯とお酒。どんなお店に行っても、一杯目に頼むのは「ビール」だそうだ。

きっと、「ぷふぁー」と言うに違いない。

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