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食事を空想するプロジェクト

ガラス作家の山野アンダーソン陽子さん発案の、食事を空想するプロジェクト- Role-playing Project -「空想の食事会計画」を通じて、おいしさの可能性をたのしく妄想していきます。

ÖVERSIKT/あらすじ3

ÖVERSIKT/あらすじ3

例えば「誕生日の食事会」のように、設定を明確にすることが読者にも対談者にもわかり易く伝わって深い話ができるのかと思っていたのだけど、それによって制限をされ過ぎてしまうのは本末転倒だと思った。永井さんと話して、今回のプロジェクトでは、どうやら初めから何かを決める必要はなく「あらすじ」はなくても良さそうだと思えた。永井さんの出会ったおいしさの話はちゃんと現実なのに、非現実的な美しさもあった。鴨の肉から出る脂を想像して、夕日に照らされて輝く湖の水面すら思い浮かべたほどだ。なんならその湖面に逆光で黒く影になっていたけど鴨が2羽いた(空想)。私の興味はいつだって「現実」から遠く離れず、少しだけアレンジを...

ÖVERSIKT/あらすじ2 後編

ÖVERSIKT/あらすじ2 後編

前編からのつづき 栗からはじまった空想の入口 山野スウェーデンでは栗が全然売ってないんですが、この前スーパーで大きなネットに入った栗を見つけたんです。すごく高いけど、スウェーデンで栗なんて見たことないから息子が買おうって言って買ったのだけど。 永井栗は、輸入しているということ?山野そうそう、トルコからの栗だったんですが、それでどうやって食べるのかをいろいろ調べたんです。全部息子と一緒にやったのだけど、茹でて熱いうちに皮を剥かないと剥けないので苦戦しました。皮を剥くのが大変だったから、息子が「コンビニで売ってる栗が百円ぐらいで買えるのは、本当に安かったんだね」って言い出して。「だからもうちょっと...

ÖVERSIKT/あらすじ2 前編

ÖVERSIKT/あらすじ2 前編

──── このプロジェクトは、オイシサノトビラのインタビューで「おいしさ」について質問されたことがきっかけではじまりました。味や見た目、第三者の評価や点数だけではない「おいしさ」と向き合うと、もっと別に何かが生まれるかもしれない...。今回は「食事を空想するプロジェクト」をはじめるにあたって、自然や社会とものづくりの関係を考えるプロデューサーの永井佳子さんとの対談をお届けします。永井佳子(プロデューサー)プロダクションレーベルMateria Prima 主宰。フィールドワークによるリサーチを基軸に、目的や企画に即して芸術家やデザイナー、職人といった様々なクリエイティブを引き合わせ、協働しながら...

ÖVERSIKT/あらすじ1

ÖVERSIKT/あらすじ1

「空想の食事会」を考えた時、ある程度のあらすじを想定することでより深く空想を楽しめるのではないかと思い、例えば誰かの誕生日の食事会を空想してみることにした。スカンジナビアでは、誕生日の当日はサプライズでその誕生日を迎える人をケーキとろうそく、歌で起こすと言う習慣がある。当日の朝は、そのケーキを食べる以外は基本的にいつもの生活をするのだけど、その後、誕生日の当人が誕生日会を開催するのが主流だ。簡単な食事会からお茶会など祝い方はその年によって人それぞれ。先月も同僚の34歳の誕生日だったので、仕事の合間に近くのピザ屋までみんなで歩いて行ってランチにピザをご馳走になった。夕飯は家族と親しい友人で彼のお...

BÖRJAN/始まり

BÖRJAN/始まり

「おいしさ」について質問された時、その答えを頭の中で整理しながら、普段から「おいしさ」にまつわる人との相違にとても興味を持っているのだと気がついた。そして、自分がガラス食器を制作したり、陶磁器の食器のデザインをしたりしていることもあり、人によって捉え方が違う「おいしさ」をより楽しく探究 してみたくなった。 たとえば、誰かに「今まで食べたおいしかったご飯は何か」と質問された時、私たちは写真などのイメージに頼らずはっきりとその味を思い出して言葉にすることができるのだろうか? そもそも私たちが「おいしさ」を思う時、いったい何を思い出すのだろう?レストランで、メニューを頼む時(特に海外で言葉が分からな...

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